blogで書かれた文章は、blogで書かれた文章でしか無い。同時にSNSやメディア上の「私」なるものは、メディア上のそれであり、それ以上でも以下でも無い。たまに、私の意識=リアルがそうした文章やメディアに漏れ出ることはあるが、それは切実で緊迫したもの…

というのも田代は、日本人として持っている美意識のようなもの、つまり日本にもともとある自然や信仰に「個」が接続しなければ、真の芸術ではないと書いてる。その象徴として挙げられるのは天皇の和歌。そこに接続しない個性尊重の芸術は、ただの個人の幼稚…

http://blog.livedoor.jp/taki1959/archives/34591593.html 千葉雅也著『動きすぎてはいけない』(3) 今回は、身体における生成変化をイメージしてみたい。私は、ドゥルーズの身体性を考えると、分子生物学の福岡伸一の話を思い出す。詳しい内容は忘れたが…

黒沢清『アカルイミライ』(2003) を観る。 海月が目的も無く東京をただなんとなーく生きる若者のメタファーとして描かれる。 毒を持ち、触れることのできない海月は、触れられることなく、東京の隙間(家の隙間、排水溝、川)を漂う。海月は群れをなし、東京…

BOY MEETS GIRL を見る。その人物のパーソナリティ、つまり「その人自身」ではなく、その人物のいる空間を思う。部屋、バス、電車...音がその空間を繋いでいく。我に返る瞬間、やり場のない情緒が部屋に漏れ出ている。ついには身体の、皮膚という境界ですら…

「政治性」とは何か? それは「社会性」つまり他者との関係に置いて、立ち位置、上下などの「力」「パワー」という概念を導入することで現れる概念なのかもしれない。「権力」についての運動。 日本人はよく黄色人種に分類されるが、その肌は、「灰色」とイ…

「身の丈」発言に見られるように、「身分」「階級」といったものを内面化させる権力/制度に人々は意識的になってきたと思う。隠されてきた権力を暴くのだ。 そうした「個」を萎縮させるものへの反抗としての「ギャル」が最近、出始めてきた。 あくまでツイッ…

フィッシュマンズはセカイ系かという問題では 「窓はあけておくんだよ」という歌詞が参照される。これは自分の部屋という「私室」から少しだけでも社会性を担保しようという少しばかりの抵抗に思える。「私室」に篭ることは、気がついたらiPhoneを2時間も見…

http://asaito.com/research/2019/12/post_60.php 15歳から全盲になった女性の話。 ものすごく微細な音や触感、コミュニケーションを通してその環境を想像して行く。 見えないものを想像する、視覚に頼れないがゆえに、感覚の可能性が広がっている。果たして…

http://www.miyadai.com/index.php?itemid=895『『 「長らくトゥギャザ」による信頼の作法を涵養されてないんで、不安でたまらない。不安だから、承認欲求が肥大化して、「立ち位置野郎」が溢れているわけでしょ。こうした不安な連中が集まっているという状…

本を読むとは、どういうことなのだろう。全てを小説を読むかのごとく、没入する。もしくは、半分は、全体を客観的に把握するため、その文章の、本の、位置付けを体系化するため、俯瞰してその文字を読む。内在的 としてのテキストを読んで行く。この時の体系…

12/21

何かを中心に持ってくる(やって来た...)せいで、何かが周辺(ノイズ)へと追いやられる。その時、行われている操作とは、、無意味化、無関心化....例えば、政府が、ある法案の可決の目くらましとして、ある芸能人を逮捕する。そうした危険。 考えるな、感…

12/12

母親が家に来る。最近趣味ができたとか。 地元の合唱団に入って歌ってるらしい。本当に良かった!!! 他者の気持ちを考えるということ、それは憑依するということかもしれない。 アンフラマンス?なるものは、「リアル」でいることにヒントをくれるかもしれ…

12/9

朝7時に起きる。調子がいい。 何かに魅惑されるには、何かを魅惑しなければならない。そんなことを考える。 紫。匂い。音楽の匂い。小説の音楽性。見る、何かをリスペクトするには、自分にも相手にも正直でいなければならない。思えば、自分はメッキで固めら…